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◎プードルの飼い方

  飼いやすさ★★★★☆

 

<プードルの歴史>

プードルはフランスで代表的な犬ですが、発祥が何処なのかは諸説あり定かではありません。歴史的には発祥はロシアまたは中央アジア北部で、ヨーロッパを渡り地域の犬と交雑されながら広がって、最終的にドイツからフランスへ入ったというのが現在もっとも有力な説となっています。初期のプードルは、現在とは違いまったくの使役犬で、荷車を引き、水猟犬としてカモ狩りに使われていました。ドイツで猟犬として働いていたプードルは、初めはフランスでも猟犬として活躍していましたが、この頃にはすでにサイズのバラエティがあったようです。

 

<プードルの体型>

プードルには、スタンダード、ミディアム、ミニチュア、トイと4つのサイズがありますが、犬種としてはすべて同じプードルになります。 サイズが違うだけで身体構成は同じであること、性質的にもサイズの違い以外に異なる点がほぼないことが言えます。また現在はスタンダードプードル以外はすべてトイプードルと登録することが多いようです。トイプードルとは、プードルの中で最も小さなサイズを指します。JKCではプードルは4サイズで、体高45~60㎝の大きなスタンダードプードル、体高35~45㎝の中型のミディアムプードル、体高28~35㎝の小柄なミニチュアプードルに続いて、体高28㎝以下がトイプードルとされています。日本ではスタンダードおよびトイプードルがメジャーなわりには、ミディアムとミニチュアの存在はあまり知られていないかもしれません。近年ティーカッププードルと呼ばれる極小のプードルが販売されていますが、実際にはティーカッププードルというサイズは正式にはないので体高28㎝以下はすべてトイプードルになります。トイプードルにかぎらず、プードルの魅力のひとつは多様なボディサイズです。トイプードルとかティーカッププードルといった名前にとらわれず、自身の環境や生活に合ったサイズのプードルを選びたいですね。

 

<プードルの種類と毛色>

プードルの魅力は、多彩な毛色です。単色であれば、すべての色が認められています。以前より人気が高いのは、ホワイトとブラックでトイプードルの代表的な毛色といえるでしょう。トイプードルの人気が高まってきた近年では、そこにアプリコットやレッドといったブラウン系の毛色カラーが加わり、今ではトイプードルのブラウン、レッド、アプリコットといえば3大人気カラーといえます。子犬のうちはブラックとシルバーの見分けはつきにくく、ブラウンより若干薄いカフェ・オ・レなど、同色でも濃淡があり、さまざまなその絶妙な色合いがトイプードルの人気を高めています。しかし、JKCでは公認されていませんが、2色以上の毛色が混ざったトイプードルも存在します。

 

<プードルの性格> 

プードルは賢さが魅力です。育て方の大きな悩みはあまり聞かれません。抜け毛もないので一緒に暮らしやすい犬種です。しかしくるくるした毛質なのでもつれやすく、お手入れが重要になってくるので手間は少しあるかもしれません。カットも必要なのでトリミングに出す事は必須です。子犬期のトイレトレーニングや基本的なしつけは、驚くほど飲み込みが早く教えたら教えただけ覚えてくれる器用さや賢さをもっています。非常に従順な性格なので、飼い主に対して威嚇するような悩みも、あまり聞かれません。ただ、利口なために、相手を見て判断するところがあるので、下に見られてしまうとワガママを通すことがあります。ワガママを放置しておくと吠え癖がついたり噛んだりと問題行動をするようになってしまいます。また敏感ゆえに、慎重すぎる性格のトイプードルもいます。人間社会にうまく溶けこんで穏やかに暮らせるよう、子犬の頃から多様な社会に慣れることが大切です。多くの犬や人と触れあわせることで、オープンマインドな性格のトイプードルに育ってくれるはずです。

 

<プードルに多い病気>

・膝蓋骨脱臼
小型犬によく見られる病気で、膝のお皿の骨(膝骸骨)が正常な位置からずれてしまう病気で、痛みや腫れをともないます。交通事故や転落事故による強い衝撃が原因となって引き起こる場合も多いのですが先天的な場合もあります。チワワでの脱臼はほとんどが、膝蓋骨が内側にずれ、膝から下が内側に向いた状態のまま足をひきずります。そのまま放っておくと0脚になったり足が曲がってしまったりします。
治療は手術が必要です。脱臼した骨を元に戻し、膝蓋骨がなめらかに動くように処置します。先天性の場合は、繁殖させないことが必須。また、滑りやすい硬い床には敷物を敷くなどの生活環境の工夫が必要です。

・進行性網膜萎縮
ダックスフンドは目の病気にもかかりやすいと言われています。進行性網膜萎縮とは網膜の委縮と変性がゆっくりと進む病気になります。原因は先天性の疾患になるので残念ながら予防法はありません。初期症状としては、夜盲性といって夜になると目が見えにくくなってしまう症状がでます。それが次第に進行していくと失明につながる怖い病気です。わかりにくいですが夜の散歩をしたがらないなどがある場合は進行性網膜萎縮が疑われます。今のところ治療方法はありません。また進行性網膜萎縮から白内障や網膜剥離を併発する場合もあります。

・てんかん
突発的に発作様の症状を起こします。30秒~数分ほどひっくり返り、泡をふいたり、けいれんしたりしますが、てんかんが収まった後は、元通りになることが多いです。原因も対処法もさまざまですが、主に抗てんかん薬の投与という方法があります。